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「やっぱり難しいかな・・・」
正義(まさよし)はそう思っていた
「家から近い高校は緑丘高校しかないからなぁ〜」
机の上の参考書を見ながら悩んでいた
「どうしたの?悩んじゃって」
窓の外から声が聞こえる
隣に住んでいる1つ上の未来(みき)姉ちゃんだった
その声に正義は窓を開ける
「いや、緑丘高校を狙っているだけど僕にはちょっと無理みたいです」
「初めから諦めちゃ駄目だよ。頑張れば行けるんでしょ?」
「まぁ、無理じゃないです」
「じゃあ、私が勉強を教えてあげる」
「えっ、いや未来姉ちゃんに迷惑掛けられないし・・・」
「大丈夫よ。それに私は緑丘高校の生徒なんだから」
未来は胸を張ってそう言った
「いや、でも・・・部活とか忙しいんじゃ・・・」
そう言って渋る正義に
「部活は今の季節は体力作りだけだし。それとも私じゃ嫌?」
未来はそう言った
「いや、別に嫌じゃないです」
「じゃあ、決まりね。明日から平日は1時間、土日は2時間勉強するわよ」
「いや、それじゃあ・・・」
「じゃあ、そう言う事だから明日から宜しくね」
そう言って未来は自分の部屋の窓を閉めカーテンを閉めた
「どうしよう・・・」
正義は再び悩む事になった
「私・・・やっぱり無理だよ・・・」
「そんな事無いよ。きっと1番になれるよ」
「でも相手も結構速いし・・・」
「僕は知ってるから・・・一所懸命努力しているところをいつも見てたから」
「・・・私、頑張るよ」
「その意気だよ」
翌日
土曜だったので朝から未来はやって来た
とりあえず部屋に上がって貰う
「何か久しぶりだね、マー君の部屋に来るの」
そう言って卓上テーブルの所に座る
「そうですね」
正義はその反対側に座った
「ところで何が難しいの?」
「理数系は得意なんで何とかなるとは思いますけど・・・やっぱり国、社、英ですかね」
「じゃあ、とりあえず国語から行きましょ。国語の何が駄目なの?」
「漢字読み書きは出来るんですけどやっぱり文法とかは難しいです」
「じゃあ、文法の勉強からね」
そう言ってテーブルの上に用意していた国語の教科書を広げた
2時間後
「ああ、だからそうなるのか〜」
「そうよ。間違えやすいから注意してね」
正義は時計を見た
「あっ、もう2時間経ったんだ」
「そうなの?じゃあ今日はここまで、続きは又明日するから」
「はい。ありがとうございます」
「良いのよ、礼なんて。それに・・・」
「それに?」
「ううん、何でもないわ。それじゃあ、また明日」
そう言って未来は出ていった
「分かり易いのは嬉しいけど・・・何か緊張するな〜」
正義は妙な疲れを感じていた
日曜も未来は朝から来て昨日の続きを教えてくれた
正義は熱心に教えてくれる未来が気になってしょうがなかった
しかし教えてくれているのだからと一所懸命勉強した
「1番になれたよ」
「やったね」
「うん、これも応援してくれたお陰だよ」
「そんな事ないよ。元々それだけの力があったんだよ」
「そうかな?」
「そうだよ。だから自分を信じて」
あとがき
何故かこんな話から突入した第2作
さて、また甘ったるいものになってしまうのか?
いや・・・この小説のタイトルは「・・・・・・だから」ハッピーエンドとは限らない
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